糸抜き

釉薬を大袋で注文すると出来る糸抜き作業。

大した作業ではないのですが、出来るチャンスは意外に少ないのです。

何回も出来ないから練習もできず、誰かに教わることも特にないので、今回記録に残してみることにしました。

紙袋の上部が糸で閉じられています。
そして親切に矢印付きで『糸抜はここから』と表記してくれています。
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次に矢印の場所をめくると赤と白の糸が見えてきます。
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この赤い糸を抜き取ると成功する作業が糸抜き!
切れないようにゆっくり引き抜いて行きます。
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見事赤い糸だけが取れたら白糸が付いている紙を取り外していきます。
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綺麗に取れるとこれが残って大成功!となる訳です。
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この糸抜き作業。

侮れない。

これで仕組みは理解したから完璧!と思い、スタッフに次の袋を開けてもらおうと思ったら、いきなり『糸抜はここから』のい表記は無いし、糸が白と白の組み合わせ。

赤い糸が無いのです。

抜き取る糸が分かりづらいし・・・。

なんて不親切な袋に当たってしまったのだろうと思いつつも、無事に上手く開けられました。

次回開けるチャンスはいつになるか分からないけど、忘れたらこの記事見よう!

木灰つくり

少し久しぶりになってしまいました。

オリンピックのお陰で寝不足続きです。


さて、釉薬を作る上で活躍してくれるのが木灰です。

木灰とは字のごとく、木を燃やして出てくる灰のこと。

燃やした木の種類によっても灰の成分が変わり、買うと結構高いものなのです。

1kg1000円位から3500円位かな?

もちろん高いのには理由があり、釉薬に使えるようにするにはとても手間が掛かります。

そんな木灰を現在ティーイングでは精製中。

去年の9月に行った薪窯焼成で出た灰を持ち帰り、ゴミを取り除いて水につけ上水を捨ててメッシュで漉してあく抜きをしているのです。

この灰に含まれるアクが厄介物で初めに灰を水につけるととても強いアルカリ性の水となり、手が溶けます。

目に入ると失明してしまうらしい危険なアク抜き作業を何回も繰り返し、約1年・・・。

やっとアクが抜けてきたのではないかという状態になりました。

途中水替えをサボり気味になったのもあり、とても時間が掛かりました。

アク抜きをする理由?

それはアクが残っていると灰を釉薬にして作品を焼成した時にブクが出てしまったりする原因になるからです。

今回出来る灰はほとんどが松の木を燃やして出来た灰だから松灰と同じような成分でしょうが、他にも燃やした木の種類があったので土灰(どばい)と呼ばれる灰になるのでしょう。

この灰を使って黄瀬戸釉を作っているので今回の灰の成分が前回とほぼ同じことを祈ります。

なぜなら成分が違うと同じ黄瀬戸釉が作れなくなってしまうからです。


ここで僕が行っている木灰作りの方法。
①木を燃やして出た灰を集めてくる。
②水を張ったバケツに灰を入れ、丸一日置く。
③ざるで漉して大きなゴミを取り除き、水を入れ一日放置。
④上水を捨て、きれいな水を入れてさらにざるで漉す。
⑤さらに上水を捨て、水を入れて漉すメッシュの目を徐々に細かくしていく。
⑥上の作業を水のぬめり(アク)が無くなるまで延々繰り返します。
⑦ぬめり(アク)が無くなったら乾燥させて出来上がり。

とても時間のかかる作業です。















釉薬作り

5月も終わりましたね。

6月は2年振りに開催するティーイング作品展があります。

作品展に向けての準備をしていきましょう!

詳細はこちら
http://blog.livedoor.jp/ting01/archives/6265079.html

さて、陶芸に欠かせない物が釉薬。

簡単に言うと釉薬は陶器の表面につけるガラスのコーティング材。

その釉薬には色や質感など無数の種類が存在します。

釉薬は専門に作っているメーカーなどがあるのでそこでお気に入りが見つかれば、購入して使うことが出来ますが、僕はオリジナルで作ります。

主に長石、珪石、石灰、カオリン、木の灰などを組み合わせ、そこに着色剤を加えたりして作ります。

着色剤は鉄、銅、コバルト、マンガンなど金属を主に指します。

それぞれの調合比や使用する原料によって無限の種類が存在するのです。

釉薬の本などを見ているとゼーゲル式と言われる釉薬の調合比を現すものが出てきます。

釉薬専門の式なので一般の人が見ても訳が分からないものですが、分かるようになると意外に便利な物になります。

そんなゼーゲル式を使ったり使わなかったりで、少量の調合をしてテストを繰り返します。

今まで1000枚を超えるテストピースを作ってきましたが、お気に入りは1桁。

ちなみに1調合に対し、テストピースを何枚か使いますよ。

だからずっと作っているとテストピースが溜まる一方なので、先日思い切っていらないテストピースを処分しました。

思い切ったとはいえ、なんか心苦しい気持ちになり涙をこらえての処分です。




今回も6種類ほどテスト予定。

原料は使いやすいように小分けして管理。
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仮に教えてもらった調合であっても窯の種類や焼成方法、温度、釉薬の厚み、冷却方法によっても釉調が変わるので必ずテストが必要になります。

難しい・・・。だけど楽しい。

お気に入りのテストピースが焼けた時の気分は最高なのです。

結局は狙いながらも神頼みだったりしてね。

あっ!市販の釉薬でもテストは必要ですよ。




入手困難

陶芸で必要な原料が入手困難に!

炭酸銅と炭酸バリウムは劇物指定というのもあり、純粋なものが手に入らなくなってしまいました。

以前は手に入ったものだけに、困ったものです。

メーカーも混ぜ物を入れて販売するようになっていますが、またテストが必要になってしまうのです。

今まで通り調合しても影響ないとは言われますが、実際は影響あります。(というか僕の場合影響ありました。)

しかし、困ってばかりではいられない。

現実を理解し与えられた条件で前に進むしかないですね。

陶芸は時として化学の実験に変わるのです。



油滴天目

先日、釉薬のテストで焼けてからのお楽しみなんて言っていたかもしれないのが油滴天目っていう名の釉薬です。

これは僕が、学生時代から研究している釉薬なのですが、難しいの一言です。

調合も大事ですが、作品のきれいさ、釉薬の厚み、焼成方法、窯の中の位置など色々な要素が絡んで焼きあがるので、同じ調合でも同じものはなかなか出来ないのです。

僕の調合もまだまだ未熟っていう方が正しいかもしれませんね。
だからテストの繰り返しなんです。

今回はこんな感じ!
油滴天目
拡大すると
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今までにはなく新しいのが出来ました。

気持ち悪いなんて言わないでくださいね。
僕はこのキラキラ感が好きなんです。
今回は20個焼いてまあまあいいかなっていうのが3個。
成功率低っ!
しかも目指すところはまだまだ違うんですよね~。
いつか理想の天目茶碗が焼きあがると信じて研究し続けます。
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